auひかりの通信速度は遅いのか? 上り下りなどの実際の回線速度をレビュー
auひかりは、大手スマートフォン企業のKDDIが独自回線で提供しているインターネットサービスです。au携帯を利用している方であれば、特に気になるサービスではないでしょうか。
インターネットは、通信速度が遅いと日常生活で不便を感じてしまいます。auひかりの通信速度も気になるところですよね。
そこで今回は、auひかりの通信速度について、評判もレビューしながらプランや速いといわれる理由、速度制限などを解説していきます。
マンションタイプの回線速度についてもまとめているので、これからauひかりを利用しようとしている方は、ぜひチェックしてみてください。
auひかりの速度は遅い?速い??
通信速度が遅ければ、利用料金が安くても快適にインターネットを利用できません。
auひかりの速度は快適なのでしょうか? auひかりの速度が遅いのか速いのか、公式ホームページによる見解やTwitterによる評判などからチェックしてみます。
auひかりによる見解
auひかりの公式ホームページでは、ホーム1ギガタイプに関して、実測速度調査にもとづく実績が見受けられます。
2018年5月時点においてNetflix社のISP各社によるストリーミング速度実測測定で、auひかりが国内No.1という結果であったとのことです。
参考:違いは実測速度。ご利用時もしっかり高速。(auひかり)
auひかりの速度が遅いという口コミ
回線速度を測定したとき、極端に速度が遅くなる事例に遭遇している方がいました。
安定した通信速度を希望する方は慎重に検討したほうがよさそうです。
auひかりの速度が速いという口コミ
auひかりの速度が安定していて満足している方も見受けられました。速度が上がらない場合は、通信環境に問題があると予測されています。
契約パターンによっては、速度がとても速いケースもあるようです。
auひかりの速度が速いといわれる理由
auひかりは、東京電力のTEPCOひかりと事業を統合して台頭した光回線サービスです。
ドコモ光やソフトバンク光などはNTTの設備を活用して運営されていますが、auひかりは東京電力の設備を独占して使っています。そのため、ほかのサービスよりも通信が混雑しにくく、速度が速くなりやすいといわれています。
また、auひかりはIPoE方式を採用している点も特徴です。IPoE方式は、次世代のインターネット接続環境といわれており、従来の方式とは異なる通信網や通信設備を経由します。
車で移動するときに渋滞している道路を避ければ混雑を回避できるように、IPoE方式では高速な通信を実現可能です。
auひかりの速度プラン
auひかりは主にホームタイプとマンションタイプの契約プランがあり、それぞれ通信速度が異なっています。
ホームタイプとマンションタイプごとに通信速度を確認してみましょう。
auひかり ホームタイプの速度
auひかりでは、「auひかり ホーム1ギガ」と「auひかり ホーム5ギガ」、「auひかり ホーム10ギガ」のプランが提供されています。
それぞれの通信速度に違いがあり、「auひかり ホーム1ギガ」は1Gbps、「auひかり ホーム5ギガ」は5Gbps、「auひかり ホーム10ギガ」は10Gbpsです。
「auひかり ホーム5ギガ」は「auひかり ホーム1ギガ」と同じ料金のまま速度5倍の通信サービスを利用可能です。「auひかり ホーム10ギガ」は「auひかり ホーム1ギガ」から月額858円(税込)を追加支払いすることで速度10倍の通信サービスを利用できます。
ただ、「auひかり ホーム10ギガ」と「auひかり ホーム5ギガ」は、利用エリアが東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県などに限定されています。
auひかりホームは速度変更手続きも可能
auひかりホームは、10ギガ・5ギガに速度変更できます。auひかりに契約して通信速度が遅いと感じたとしても、さらに通信速度を高められる可能性があるのは安心でしょう。
申込方法はパソコン・スマートフォンでの手続き、au Style/auショップでの手続き、KDDIお客様センターでの電話手続きに分かれています。
なお、初めて10ギガあるいは5ギガのサービスを申込むのであれば、宅内機器を交換しなければなりません。
過去に1度でも10ギガあるいは5ギガのサービスを利用していれば、交換しなくても問題ありません。高速サービスを申請してから最大24時間後に利用可能です。
auひかり マンションタイプの回線速度
auひかり マンションの回線速度はタイプ毎に異なっています。
マンションタイプ | 回線速度 |
---|---|
タイプG(G契約) | 下り664Mbps/上り166Mbps |
タイプG(V契約) | 下り100Mbps/上り100Mbps |
タイプV | 下り100Mbps/上り100Mbps |
タイプE | 下り100Mbps/上り100Mbps |
タイプF | 下り100Mbps/上り100Mbps |
ギガ | 下り1Gbps/上り1Gbps |
ミニギガ | 下り1Gbps/上り1Gbps |
都市機構 | 下り100Mbps/上り35Mbps |
都市機構G(DX-G) | 下り664Mbps/上り166Mbps |
都市機構G(DX) | 下り100Mbps/上り100Mbps |
下り速度と上り速度が同じ契約タイプがほとんどですが、タイプG(G契約)と都市機構G(DX-G)は下り速度のほうが上り速度より回線速度が速くなっています。
都市機構に関しては、上りの回線速度が特に低くなっている点に注意が必要です。
auひかりの速度制限
auひかりの通信サービスはベストエフォート型です。
ベストエフォートとは英語でbest effortとあらわされ、日本語では最大限の努力という意味をさします。
つまり、auひかりで提示されている通信速度は、技術規格上のおおよその最大値です。通信速度は回線の混雑状況によっても変化するため、実際に利用するときの速度を示しているわけではありません。
また、利用している機器や宅内配線などによって、通信速度が制限されるケースもあります。必ずしも思った通りの通信速度が実現するとは限らない点は知っておきましょう。
プロバイダの速度制限をチェックしよう
auひかりはプロバイダによって速度制限が明示されていることがあります。
たとえば、光回線サービスのSo-netでは「So-net 光 (auひかり) コース」をベストエフォート型サービスとして提供しており、利用環境や混雑状況によって通信速度が変化するとしています。
そのうえで、快適かつ安定した通信を実現するために、継続的に一定水準を超えるデータ送信を利用している方に対して、上りデータ通信の速度を制限しています。
対象サービスは下記の通りです。
- So-net 光 (auひかり) ホーム
- So-net 光 (auひかり) マンション ギガ
- So-net 光 (auひかり) マンションミニ ギガ
ただし、メール受信やホームページ閲覧、ファイルダウンロードといった下りデータ通信の速度に関しては制限されていません。
auひかりを検討するときは、プロバイダによる上りと下りの速度制限をチェックしましょう。
auひかりの速度はプロバイダによって違う?
世間の評判によると、auひかりの通信速度はプロバイダによっても変わるといわれています。
下り速度が500Mbps近く出ているプロバイダもあれば、300Mbpsを下回ってしまうプロバイダもあるようです。
Twitter上で見受けられたプロバイダごとのauひかりの速度も参考として挙げてみます。
プロバイダごとに通信速度を把握したうえでauひかりを利用するようにしましょう。
auひかりに乗り換える前に試したい通信速度の実測方法
auひかりに乗り換える前に、現在利用しているインターネット環境の速度を実測してみたい方もいるでしょう。
auでは、他社回線を利用している方に対して、おすすめの速度測定サイトを3つ提案しています。
おすすめ速度測定サイト | 運営元 | 測定内容 |
---|---|---|
通信速度測定システム Radish Network Speed Testing (マルチセッション版) | 株式会社Studio Radish | 回線全体の速度を実測 |
通信速度測定システム Radish Network Speed Testing(通常版) | 株式会社Studio Radish | ファイルダウンロード相当の速度を実測 |
ブロードバンド通信速度測定サイト speed.rbbtoday.com | RBB TODAY | ファイルダウンロード相当の速度を実測 |
インターネットの速度が遅いように感じる方や、他社回線に乗り換えを検討している方は、一度利用を検討してみるとよいでしょう。
auひかりの速度が遅いときの対処方法
auひかりを利用し始めて通信速度が遅かった場合を考えると、契約に踏み出せませんよね。通信速度が遅くなってしまうのには少なからず理由が存在しています。理由を把握して適切に対処すれば通信速度が改善するケースも珍しくありません。
auひかりを安心して利用するためにも、事前に速度が遅くなったときの対処方法を確認してみましょう。
対処方法1.LANケーブルを確認する
光回線終端装置(壁の光コンセントにつなぐ機器)や、ホームゲートウェイ(家庭用デバイスに接続する機器)、パソコンなどを接続するときはLANケーブルを利用します。
しかし、使用しているケーブルによっても、通信速度が遅くなってしまう可能性があります。現在市場に出回っているLANケーブルは、一般的な光ファイバー接続における最大通信速度の1Gbpsに対応しているケースがほとんどです。
しかし、過去に購入したケーブルであれば、通信速度の上限値が低くて、接続スピードが下がってしまう可能性があります。
LANケーブルを確認して古い場合、最新のケーブルを活用するようにしましょう。
対処方法2.省エネモードを解除する
インターネット通信サービスではさまざまな機器を導入します。機器の設定を見落としてしまって、通信速度が低下してしまうケースがあるので、注意しなければなりません。
たとえば、auひかりのホームギガ得プランでは、ホームゲートウェイに省エネボタンが搭載されています。省エネモードになっていると、LANポートの通信速度が制限される仕組みです。
インターネットの速度が遅いと感じるときは、省エネモードになっていないかを確認しましょう。省エネボタンをオフにすれば通信速度が上がる可能性があります。
対処方法3.無線LANの利用環境を確認する
auひかりの回線を引いても、無線LANなどの通信機器を経由する場合、環境によって通信速度が下がる可能性があります。
たとえば、パソコンで通信する場合で、親機とパソコンに仕様差があるケースです。通信は仕様が低いほうの機器に依存します。
また、親機とパソコンの距離が遠かったり、親機とパソコンの間に障害物があったりすると、通信速度が下がってしまう可能性があります。
電子レンジなどの競合する電波を発する家電製品、電波を吸収する水槽などの水周りも、Wi-Fiを繋がりにくく可能性がありますよ。
環境を見直しても、無線LANによる通信速度が安定しないようであれば、インターネットを利用したい機器までケーブルで接続することも検討しましょう。
auひかりの速度について気になったらKDDI正規販売代理店に相談!
以上、auひかりの速度についてプランの違いや速いといわれる理由、遅いときの対処方法などを解説しました。
auひかりは5Gbpsや10Gbpsへの速度変更が可能な点や、マンションタイプごとに回線速度(上り・下り)が細かく異なっている点などがおわかりいただけたでしょう。
auひかりの速度はプロバイダごとに異なるという声も、インターネット上では確認できました。auひかりを契約するときは、プロバイダも慎重に検討しましょう。
もし、auひかりの通信速度を含めて契約前の疑問を解消したいのであれば、KDDI正規販売代理店に相談する選択肢もあります。
auひかりをご検討の方はぜひ問い合わせてみてください。
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