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OS(オペレーティングシステム)とは?スマホやPCを例で分かりやすく解説

スマホやパソコンを選ぶ際によく聞く「OS」。言葉自体はよく聞くけど、「OSって何?」「どんな役割を担っているの?」といった疑問をお持ちの方は多くいるでしょう。

OSはパソコンやスマホを動かす際に欠かせない重要な基盤のことです。こ

の記事では、OSとは何か、OSの機能や役割、種類、OS別の選び方などをわかりやすく解説します。

機械が苦手な方や、パソコン周りの言葉が難しくてわからなくてパソコン選びに困っている方は、ぜひ参考にしてください。

OSとは何か?わかりやすく徹底解説

OSとは「Operating System(オペレーティングシステム)」の略で、パソコンやスマホを動かす際に重要となるソフトフェアのことです。

OSが搭載されていることで、マウスを動かしたたり、文字を打てたりします。

パソコンやスマホには必ず搭載されており、OSがないとパソコンやスマホを動かすことはできません。

OSには、パソコンならWindowsやmac OS、Unixなどがあり、スマホだとiOSとAndroidの2種類があります。

OSは、今まで規格が統一されていませんでした。独自の仕様を持っていたため、デバイスに応じて使えるソフトが異なっていたり、ハードウェアを使うたびにソフトウェアを変更したりしていました。

これでは膨大な時間とコストがかかってしまうことから、規格を統一したOSが誕生しました。

OSの機能・役割を解説

OSにはどんな機能や役割があるのかを解説します。

OSには、主に以下の5つの機能があります。

  • タスク管理
  • メモリの管理
  • ファイルの管理
  • デバイス周辺機器の管理
  • APIの提供

それぞれの役割について、わかりやすく解説します。

タスク管理

OSは、さまざまな操作を同時に進行できる機能が備わっています。

たとえば、YouTubeで動画を見ながらTwitterを見たり、ブラウザで調べ物をしながら執筆したり、複数の操作を同時に行うことが可能です。

この機能のことを、マルチタスクOSとも呼びます。

マルチタスクOSによって、複数のアプリケーションを同時に起動して操作をしても、作業ができます。

ただ、ブラウザを開きすぎたり、画像や動画編集など負荷が大きくかかる作業を同時に行ったりすると、操作が鈍くなってしまうので注意が必要です。

メモリの管理

複数の作業をするにあたり重要になるのが、メモリです。

メモリを机に例えるとわかりやすいでしょう。机が広いほど、ノートや参考書をいくつも置けたり、インテリアを置けたりできます。

メモリが大きいほど、同時にできる作業の幅が広がるのが特徴です。

パソコンを選ぶ際に、メモリ8GBやメモリ16GBなどを目にしたことがある方は多くいるでしょう。

メモリ8GBなどは、机の広さを表しています。メモリ容量が大きいほど、同時にできる作業が多くなるので、パソコン選びの際の参考にするといいでしょう。

ファイルの管理

ファイル管理も、OSの役割の1つです。

ファイル管理とは、データを管理する保存するという意味になります。

たとえば、画像や動画、文章などを、各OSのファイルに管理でき、ファイルにアクセスしたり、削除したりなどが可能です。

WindowsにはWindowsのファイル管理方法があり、mac OSにはmacOSのファイル管理方法があります。

そのため、OSの規格が異なると、ファイルサイズやドライブの制限なども変わります。

デバイス周辺機器の管理

デバイス周辺機器の管理とは、マウスやキーボード、Bluetoothイヤホンなど、パソコン外部の機器との接続をして、入出力を管理する機能のことです。

OSがあることで、外部機器やハードウェアの操作ができます。

APIの提供

APIとは「Application Programming Interface」の略で、アプリとOSとの窓口となるソフトウェアです。

画面表示やフォント、操作方法、画像の保存方法など、共通した基本的な機能をAPIが提供してくれます。

OSにはどんな種類は何がある?パソコンとスマホの両方を解説

ここからは、OSの種類を紹介します。

代表的なOSは、以下の6つです。

  • Windows
  • mac OS
  • Unix
  • Linux
  • iOS
  • Android

OSが異なると操作方法や使い方などが、大きく異なります。

各OSの特徴などを解説します。

Windows

Windowsは、Microsoft社が1985年に開発したOSです。

一般的なパソコンにはWindows OSが組み込まれており、2021年12月時点では世界で約7割のシェアを誇っています。

Windows OSの特徴は以下のとおりです。

  • 対応しているソフトウェアが多い
  • 操作性に優れており、初めてパソコンを使う方でも簡単に操作できる
  • パソコンゲームにも対応している
  • 安価な価格で販売されているパソコンが多く、種類も豊富
  • 学校や職場などで利用されていることが多いので、操作に困ることが少ない

初めてパソコンを購入するなら、Windows OSが搭載されたパソコンがおすすめです。

価格が安く、デザインやサイズ、容量などが豊富にあるので、自分好みのパソコンが見つかります。

ただ、種類が多すぎてどれを選べばいいのか迷ってしまう、といったデメリットもあります。

mac OS

mac OSとは、Apple社が開発・販売をしているOSです。

MacBook AirやMacBook Proには、mac OSが組み込まれています。

そんなmac OSの特徴は以下のとおりです。

  • iPhoneとの互換性が強い
  • パソコンのデザインがスタイリッシュで高級感があるので、持っているだけで満足できる
  • 画像や動画編集に強みを持っている
  • 画面表示やフォントが、Windowsに比べてキレイ

Mac OSは、Windows OSに比べてフォントや画像が鮮明に映し出されます。

そのため、画像や動画編集に強みを持っており、YouTuberなどがこぞって利用しています。

iPhoneとの相性が非常に良いので、iPhoneを持っている方はMacBook AirやMacBook Proなどがおすすめです。

Unix

聞き馴染みがない方が多いかもしれませんが、Unixは最古のOSです。多くのOSはUnixから生まれており、mac OSはUnixから派生しています。

Unixの特徴は以下のとおりです。

  • 1台のパソコンに複数人がログインできる
  • 最古のOSであるため信頼性や安心感が高い
  • プログラミング環境が整っている

シェアは低いですが、現存するOSでは最古であることから、信頼性や安心感、セキュリティ性の高さが評価されています。

Linux

LinuxはカスタマイズできるOSです。

Linuxの特徴を紹介します。

  • オープンソースのOSなので、ソフトウェアの中身をいじることができる
  • 無料で使える
  • 専門知識が必要なので、OSの学習用としての活用ができる

Linuxは無料で配布されているOSです。

Windows OS、mac OSの次に広く使われています。

独自のOSを作り上げることができるので、プログラミング強みを持っている方なら使いこなせるでしょう。

iOS

iPhone利用者なら、誰もが耳にし口にしたことがあるでしょう。

iOSは、iPhoneやiPad向けにApple社が開発したOSです。

iOSの特徴を紹介します。

  • 直感的に操作できるので、初めて使う方でも操作しやすい
  • Apple製品でしか利用できない
  • iOSで使われるアプリケーションは審査が厳しいため、セキュリティ性が非常に高い
  • シンプルで使いやすいスムーズな操作性

アプリの配置や壁紙の設定など、カスタマイズ性がAndroidに比べて劣っているのが難点です。

とはいえ、iOSは使いやすい点が最大の魅力です。初めてiPhoneを手にした方でも、説明書なしで使用できます。

Android

Androidは、iOSとは逆でカスタマイズ性に優れているOSです。

Androidの特徴を紹介します。

  • オープンソースなOSであるため、さまざまなメーカーが使っている
  • メーカーによって操作性が異なる
  • スマホ市場においては世界No.1のシェアを誇っている

AndroidはGoogle社が開発したオープンソースのOSです。

OPPOやSONYなど、さまざまなメーカーがAndroidを使っているため、世界シェアはNo.1です。

iOSに比べてカスタマイズ性に優れているメリットがあるので、Androidの方が使いやすいと感じる方も多くいます。

目的別に紹介|OSの選び方

OSには、さまざまな種類があることを紹介しました。

ここからは、目的別のOSの選び方を解説します。

  • 安価なパソコンが欲しい方やゲームをする方は「Windows」
  • iOSでアプリを作るなら「mac OS」
  • Macデバイスとの連携やiPhoneが好きなら「iOS」
  • 自由な操作性を求めるなら「Android」

順番に紹介します。

安価なパソコンが欲しい方やゲームをする方は「Windows OS」

安価なパソコンが欲しい方やゲームをする方は、「Windows OS」を搭載したパソコンを選びましょう。

「Windows OS」は各メーカーが取り扱っているため、種類が豊富である点がメリットとして挙げられます。

Mac OS並みの性能を備えたパソコンが、Windows OSのパソコンなら5万円ほどで購入できる場合もあります。

物書きや調べ物などを目的としているなら、非常にコスパの高い買い物です。

また、多くのゲームはWindows向けに作られています。

大人気ゲームである「Apex Legends」や「フォートナイト」など、多くのパソコンゲームはWindowsでしかプレイできません。

安価なパソコンが欲しい方や、ゲームをするためにパソコンが欲しい方は、Windows OSが搭載されたパソコンを選びましょう。

iOSでアプリを作るなら「mac OS」

iOSでアプリを作りたいなら、「mac OS」を選びましょう。

「mac OS」が搭載されたパソコンは、MacBook AirとMacBook Pro、iMacの3種類です。

今までは、「Windows OS」にしか対応していないソフトウェアが多くありましたが、現在ではMacBookにも対応しています。

MacBookは持っているだけで満足感を得られるほど、スタイリッシュで高級感のある見た目である点も魅力です。

ただ、MacBookでできることのほとんどは、Windowsでもできます。

iOS向けのアプリ開発以外の目的なら、Windowsでもできてしまうので、値段と相談しましょう。

Macデバイスとの連携やiPhoneが好きなら「iOS」

Macデバイスとの連携を高めたいなら、「iOS」を選びましょう。

「mac OS」も「iOS」もApple社が開発しているため、互換性が非常に高いです。

たとえば、画像の送受信や情報の共有などにおいては、iPhone×Windowsよりも、iPhone×MacBookの方がやり取りをしやすいです。

また、日本においては「iOS」ユーザーの方が多いので、使い方に困ったときに相談しやすいでしょう。

自由な操作性を求めるなら「Android」

「Android」の特徴は、自由にカスタマイズできることです。

アプリの配置やホーム画面の画像などは、iPhoneよりもカスタマイズ性が優れています。

OPPOやSONY、SHARPなど各メーカーから、種類豊富で安価、それでいてiPhoneよりも性能の高いスマホが販売されているのも特徴です。

自由な操作性や安価なスマホが欲しい方は、Androidスマホがおすすめです。

まとめ

この記事では、OSについてわかりやすく解説しました。

OSには5つの機能があり、OSがないとパソコンやスマホを動かすことができません。

目的別のOSの選び方を参考に、自分にピッタリなOSが搭載されたデバイスを選びましょう。